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    自由で豊かなインテリアを提案しています。

04_Craft room /クラフト感あふれる自分だけの住まいにリフォーム

@ ichikawa , chiba [ reform / mansion ]
昭和の住宅にちょっとだけ手を加えて、可愛らしく住まいをアレンジ。
戸建ての和室も活かし、凛としてクラフト感もある住み心地の良い住空間にリフォームしました。

リフォーム事例解説

相続した家を大切にリフォームしたい

千葉の市川競馬場を入ったところに立地する今回の建物、
この戸建てのリフォームの依頼主は30代女性で、衣服のパタンナーをやっていらっしゃる方でした。
祖父の家を相続したことをきっかけにリフォームを検討し始めたそうです。

まだ独身で、都心の職場に通う彼女は、今後のことを考えると、ここにも住みながら、将来的には都心に住むことも視野に入れていました。

そこで、求められたのは、なるべくお金をかけないで、使いやすくしたうえで、貸すことも出来るような住まいでした。

[物件情報]
場所:千葉県市川市
築年:37年
施主:30代女性・パタンナー
対象のべ面積:約40㎡
施工形態:修繕、リフォーム

必要なところだけリフォーム

いざ、現場を視察すると、築60年で大分年期が入っていました。
天井が結露でベタベタになり壁はぼろぼろでした。トイレはなんと、くみ取り式。
有り難い昭和住宅の資料なのか、はたまた忘れられた住処なのか。。。
床下も開けてみると、びちゃびちゃ。ん?シロアリが食べたような後が、、、。

それこそもう一度建て直したほうが安くつくんじゃないかというぐらいに、損傷がはためにも明らかでした。
しかし、依頼主さんは、大好きだったお祖父様や子供の頃遊んだ思い出を壊したくない、思い出を大切にしながら次の世代の住処として、大切に住んでゆきたいということをおっしゃっていました。

限られた予算で素敵なリフォームを

なにせ、(金額の表記は差し控えますが)予算は限られていました 、、。
そこで、基本的に絶対直さなければならない躯体周り(床下の老朽化、天井の結露など)をまず見積り、プラスアルファで現代風のデザインテイストを入れ込んでゆくというリフォームスタイルを提案致しました。

ポップになり過ぎない、バランスのとれたカラーチョイスでした◎

調査の結果、既存キッチンは取り替えずこのままつかえそうでした。
せっかくだから、なにか新しさをもたせたいとの施主さんからの提案で、“つみ木のようなカラーリング”の可愛らしいキッチンに仕立てました。これは塗装で仕上げています。

加えて、それだけでは色味にアクセントがないということで、リビングの建具には大胆にレモンカラーを提案致しました。打ち合わせの段階では、かなり施主さん(加えてコーディネーターも)挑戦と不安の感情がありましたが、CGで入念にチェックし、大胆に色を載せたところ、空間が華やかになり大変喜んで頂けました。

予算を抑えるために、構造合板+塗装で仕上げた床に、芝生のようなラグを敷き、白く入り込む光がまるでテラスにいるよう。
古いものに新しい色がのった空間で、昔話と今後のクリエイティブな話題に食卓が賑わいます。

白基調のモダンなインテリアの隣には、しっぽりとした和室が。空間の色をしっかりと分けてあげることで、双方の空間が引き立ちます。

[施工箇所]

<リビング・キッチン>
・天井、壁上張り、クロス新規交換
・床張替え、構造合板仕上
/ 防蟻処理(オプション)
 ※予算の都合上、断熱処理なし
・既存キッチン、建具塗装
・新規照明および電設
・キッチンニッチタイル貼り
・キッチン造作棚撤去

リビングと和室のコントラスト

この部屋はなんと、建具の建て付けを家具屋が直したのみで、あとは床の張替えしか行っておません。本棚をオーダーメイドし、お持ちの大切な本を並べました。
照明と間取り、家具を工夫するだけで、これだけ見栄えするので、ぜひ真似してみてください。

夜は、まったり、リビング横の和室で読書タイム☆
日本人ならやはり床にゴロンと足を投げ出して、まったりと夜の時間を楽しみたいものです。

[施工箇所]

<和室>
・建具がたつき直し、はめ直し
・網戸取付
・新規照明および電設
・(オプション)造作棚作成

アトリエ、そしてゲストルーム

2階の和室はゲストルームにもつかえるようにリフォームしました。
とはいっても、壊れている壁を直して、お好みの壁色に塗り替えただけです。(^^)

ゆくゆくは遠方からのゲストハウス、シェアハウスとしても使用したいとの要望から、温かいマンダリンオレンジの色の部屋は、日本へホームステイされる方に向けた居室。大胆に壁色をあしらい、日本の滞在期間に花を添えます。ブルーの部屋はシェアハウスの共有スペースとして、 ここに住む人たちが気軽に話せる、場を想定しています。
そして最後に、パタンナーさんのお部屋。完成の段階ではあまりゴテゴテさせず、これから彼女の沢山の思い出で彩られる予定です。

[施工箇所]

<アトリエ>
・ライティングレール新設
・造作だな撤去
・和室砂壁塗装

<ゲストルーム>
・破損壁補修
・建具立て付け直し
・塗装(ライトブルー×オーシャンブルー) ・塗装(マンダリンオレンジ)

施工が終わって

6月初旬に依頼頂いて、下見、打合せ、契約、そして途中CGなど立体的な検討も行いながら12月には施工が完了しました。施主さんがクリエイターということもあり、今後その創作活動の拠点となるような素敵な空間であれればいいなと感じております。

- インテリアコーディネート:M&Dassociates. 代表石原
- 施工:山岸建設 - 家具作成:Heben. 大門