玄関のデザインってとっても大切だと思うんです、
店舗だけでなく住宅も
特にマンションなどは、帰宅してドアを開けた瞬間に、「うわ〜♪素敵」となるような、ガラッと印象を変えたエントランスがあえて必要だと私は思います。
土足で入れるウォークインクローゼットを横につけるとか、機能はもちろん色々考えられると思うのですが、ここではデザインに注目して、玄関でどのような体験を提案できるのか、考えてみたいと思います。
ネットで見つかる多くは「普通の無難な」玄関のデザイン
こう言っては何ですが、ネットでじゃあいざ、「玄関 デザイン」 で調べてみても、そんなに「奇抜」なデザインは出てこない、というか、まあ、家庭的。
玄関のデザインが家庭的すぎるのかも。。。
おそらくは、施主さんが30代後半から50代くらいまでの一般の方で、それほど「冒険」やインテリアの可能性に期待していないのかも。
結構な金額かけるのだけれども、意識はどうしてもリビングやダイニングにいって、結構玄関のデザインって後回しにされがちなのかもしれません。
でも、玄関ってお家の”顔”だし、何より帰ってきて「空間を切り替えるのに」非常に大切な空間だと思うんです。一般的にコストをかける場所としてあまり意識されることは多くないようで、個人的には「ここにまずしっかりデザインを入れないと!」といったところです。
玄関のデザインでこだわりたいポイント
1.玄関土間、もしくは玄関フロアは”タイル”を使う
コストを抑えて最近では土間部分を打ちっ放しや、フロアタイルを張り込んで擬似的にタイル張りのような見え方にすることが増えていますが、
多少予算を組んで厚み10mm以上のタイルにしましょう。
大切なので、もう一度言います!永く愛せる住まいを作りたいのであれば、フロアタイルではなく、タイルを取り入れましょう。
パリッとしたタイルが空間を引き締めるので、入った瞬間にすごく気持ちが落ち着く、本物の体験をできます。
フロアタイルがm2 / 4000円前後なので、タイルにするとおそらく2~3倍コストは上がりますが、玄関の寸法なんてせいぜい広くて2平米なので全体から考えると非常にコストパフォーマンスが高い内装デザインと言えると思います。
余談ですが、最近のコンビニは全てタイル敷きで、かつてはフロアタイル等でワックスをかけたりポリッシャーで磨いたりと非常に手間がかかっていましたが、今はタイルにしたお陰で非常にランニングコストを抑えられているそうです。
2.玄関に必ず光を取りこむ
ガラスブロックやフロストガラスを用いて、光を取り込むこと。
玄関はマンションでいうと基本的には両側に部屋が来ますので、あまり日光をが入らず、暗っぽい空間になりがちです。
しっかりと光を取り入れると気持ちの良い風があたかも入り込んでくるかのような涼しい空間を演出できます。
3.非日常感のあるエントランスデザインに。
特に、エキゾチックさや、ソリッドな重さ、光の反射などが演出する「非日常性」。
半ば実用性とは逆にある、「演出性」をどうやって取り入れるかが非常にポイントです。
例えば、以下の物件(海外参考)では、うまく硬質なイメージでインテリアをまとめています。
大胆に玄関にパネルを用いる方法もあります。結構アクが強いですが、海外の物件のようになります。
男性的な、より硬質感の演出はあまり今の日本のリフォーム業界にはない、これからのトレンドかもしれません。
最後に
いかがだったでしょうか、
さらっとかいてみましたが、やはりポイントとしてはいかに「非日常」を演出するか。
また、特にこのサイトは男性の方がみていることが多いのですが、男性女性ともに、「甘くなりすぎない」少しピリッとした空間づくりがいいと思います。
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