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デザインキッチン製作の打ち合わせ

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デザインキッチン製作の打ち合わせ

こんにちは、代表の石原です。

今回も引き続き、世田谷のデザインキッチンを含めた内装リフォームのお客様との打ち合わせ内容を参考までに以下書き留めておきます。

キッチンと床の組み合わせで全体の印象をまずは詰めてゆく作業を行うために、床材の選定をしてゆきます。


[お客様からのご要望]

  • デザイン性の高いオーダーキッチン
  • お持ちの家具に合うような床材の選定(床暖房対応必須)

今回の記事はそのドラフトという位置づけ。

床材の選定

フローリング系の選択肢〜ダグラス

今回のお客様からご相談を受けたのは、まずダグラスの300幅無垢フローリング。

商品の紹介とショールームの様子はこちら

ただし、こちらの商品は床暖房非対応でした。厚みが約30mmもあり、熱による変形は当然対応できないとのこと。そこで、同社で床暖房で取り扱う3層挽き板フローリングのサンプルをいくつかお貸しいただき、それをお施主様との打ち合わせにて使用することにしました。

幅は300mmはないにせよ190mmと通常の無垢フローリングの中でもかなり幅広のタイプ。かつ、床暖房に対応している3.5mm挽き板。デザインや樹種もかなり豊富です。

フローリング系の選択肢〜Bonaフローリング

もう一つ、300幅ということを重要視したときに、厚みがわりと薄くて取り扱えそうな商材を発掘しました。

こちらはスウェーデンの無垢フローリング。基材の厚みを合わせて12~15mmの展開があり、挽き板部分も2~4mmと非常に贅沢な作りとなっております。

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ホワイト系の無垢フローリング
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モルタル系の選択肢〜モールテックス

また、無機質な空間を希望されていましたので、コンクリート調の”モールテックス”といった素材を使用した場合も提案しようと考えました。

タイル系の選択肢

無数にタイルはあるのですが、数社の中からお客様のご要望に合いそうなものをいくつかピックアップしてみました。

ただし、今回のタイルの選定はかなり難しいと感じています。なぜならば、お客様としては「普通のものでは飽きたらない」と事前情報としておっしゃっていたからです。一般的なセラミックタイルはプリントであり、そうではなるべくなく素材感があり、加えてストーリーが欲しいのかと思いました。

・1つは平田タイル「ハイセラミック」のalpes.


少し溶岩のようでいて、テクスチャー感のあるセラミックタイルです。高級感はありますが、少しインパクトが強く、お客様の要望のレンジを超えてしまっている気がじます。。。

・2つ目はアベルコ「マリスト」のcover


大判薄型タイルなので、インパクトの大きい仕上げができ、かつ壁床家具全てに採用できるので、空間全体でイメージを統一しやすい商材です(少量在庫品につき発注数は注意が必要です)


・3つ目はアベルコ「マリスト」のblendstone


こちらもハイセラミックの商材と似ておりますが、1200*600の大判となります。

・4つ目はアベルコ「マリスト」のinner
ホワイトのタイプが非常にきれいです。

・5つ目はアベルコ「マリスト」のelapseエラプス


コンクリート調ですが、古い建築に見られる天然石をモチーフに、1200㎜と迫力ある長尺サイズ。タンブルやハンマー仕上げ、彫刻をイメージし、窪みやミゾを施したデコも備え、気品漂う上質な空間を演出します。

6つ目はABC商会のジェントセッテと他コンクリート調タイル

 

キッチンについて

・メーカーキッチンの場合LIXILリシェルかクリナップセントロ。

メリット:蹴込み収納(足元のデッドスペースの有効活用)ができること

デメリット:ハンドル仕様、扉面材が選べない。

選ぶとするなら:リシェルだとラスティックアッシュやウォルナットの淡い木目色。正直キッチンとしての収納性や使い勝手はかなりいい。ただ、キッチンを共に歳をとる家具として考えたときに、プリントである木目がお客様としても受け入れられない気はしています。全くホワイトの色目にするのであれば、非常にいいとは思うのですが。。。
ドイツのキッチンと並べたりした場合、やはり、扉は小口がプラスチックであったり、どこかしらにものとしての逃げを感じてしまう。。。


パナソニックのキッチンではハンドルレスの木目キッチンがご提案はできるが、基本的には突き板ではなくプリント。


・オーダーキッチンの場合方向性A:床と同じような色調の木目(突き板)で作成する。天板はステンレスか
<アルミルモ>突き板、かつ非常に仕上がりの良い複層塗装。バリエーション豊富なハンドル種類、もちろんハンドルレスも可能。開きにするか引き出しにするか要相談。使いゆくうえで馴染んでゆく”本物感”はこちらの商材を提案するのが一番お客様のご要望に近いと考えます。肉厚な感じ、扉としての存在感の強いところが好印象です。

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アルミルモ取扱扉材と天板さいるストーン組み合わせ.コーディネート@wpkazu石原

<クチーナ>天然突き板種類参考.もし万が一、タモ系の突き板を希望されるのであれば、提案の可能性もあります。
<キッチンハウス>パネルの種類はインパクトはかなり強く、かつ背面収納などとの合わせもバリエーション豊かだが、素材感・天然感・経年劣化も楽しむといった感覚とは少し違うテンションな気がします。


総括


たくさんタイルを見て考えたけれども。。。
お客様のお好みはジョンポーソンやジルサンダーのインテリアデザイン。

考えてみると、イメージ的にはやはり大判のアッシュ系フローリングの方が、タイルよりも空間での馴染みが良さそうに感じます。

[ 一番おすすめの組み合わせ案]


・床:床暖房対応の3層6mm挽板フローリング

・キッチンA:突き板木目(厚塗り木目だし塗装ーアッシュ系)(木目木目でうるさくなりすぎる?ちょっと見てみないと判断できない)

・キッチンB:プレーンな感じ。ただし、完全にマットだと経年変化を楽しめない(=汚れとなってしまう)どんな扉が提案できそうか。ただし、余計な装飾を好んでいるわけではないので、どこでバランスを取るのか。。。扉面材はさらっとだが、例えば取ってを体に馴染む素材にするとか、天板を少し愛着を持てる素材感を採用するとか。。。ラミナムの天板??


・心配:今の家具とダグラス系の大判アッシュ系フローリングが合うかどうか

[別案]


ポイントはやはりお手持ちの大切なハンスウェグナーなどの家具との相性。家具は主役ではあるけれども、それを主とせず、かといって空間の絵となっている。そして床とキッチンに関しては、寄り添うような形でインテリアに溶け込むように。
収納量を犠牲にしたとしても、オーダーキッチンの方が愛着を持って使用してゆけると考える。無地系のパネル合わせる可能性があるなら、メーカー系キッチンも洗濯の余地はあるかと思う。